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コラム詳細
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炭素鋼とステンレス鋼について
2024/10/02
杉本刃物では、200年以上に渡り、包丁作りの技術を磨いて参りました。販売されるすべての包丁が、熟練の職人による一丁一丁心を込めた丁寧な手作業により、作られています。
長い歴史と伝統、そして、私たちが大切にしてきた技術やこだわりが、すべての杉本の包丁に込められているのです。
炭素鋼とステンレス鋼について
お客様に最高の包丁をお届けするため、杉本刃物では厳選した最高品質の「炭素鋼」と「ステンレス鋼」を使用しています。
炭素鋼だと鋭い刃物が仕上がると言われていることから、炭素鋼の方がステンレス鋼よりも優れていると考える方が一定数おられます。しかし実は、そうとも限りません。一概に決めつけられることではないのです。
大切なことは、どちらの素材にもそれぞれの特徴があり、それをしっかりと活かすための技術を施さなければ、素晴らしい刃物にはならないということ。素材だけを見て優劣を決めることは、適切なことではないのです。
炭素鋼の特徴
炭素鋼は、非常に鋭い刃を作ることのできる素材です。大変研ぎやすく、その鋭さが長持ちする傾向も持ち合わせています。
ただしその性能は、いかに素材品質が上質であるか、そして適切な製造方法を施されているかどうかで決まるものであり、何のくくりもなく、全ての炭素鋼が優れているというわけではありません。
質が悪い場合には鋭い刃を作ることはできず、切れ味もすぐに鈍ってしまうということを覚えておきましょう。
ステンレス鋼の特徴
ステンレス鋼は炭素鋼に比べて切れ味が劣ると思われているのですが、それは誤解です。高品質なステンレス鋼を使用した包丁であれば、炭素鋼に匹敵する、あるいはそれ以上の性能を持つこともあります。そして、ステンレス鋼の包丁は錆びにくく、手入れが簡単である特徴を持っています。毎日のお手入れに手間をかけたくない方にとっては嬉しい特徴ですよね。ステンレス鋼の包丁が非常に適している方もおられると言うことです。
杉本刃物は、これまでの知識と経験により、素材の特徴を深く理解しています。
そして、炭素鋼とステンレス鋼の特性を最大限に引き出す技術も備えています。
上質な素材を選び、200年の時を超えて伝えられた製法を守りながら、包丁を作る。
世代を超えて完成した杉本包丁の切れ味と素晴らしさを、体感して欲しいと思います。
杉本刃物の包丁とは
杉本刃物では、炭素鋼とステンレス鋼、どちらの素材の包丁もご購入が可能です。
お客様のニーズに合わせて選べることから、「納得の一丁に出会うことができた!」というお喜びの声も、たくさん頂いております。
杉本の包丁は、職人の手作業による技術の結晶です。
炭素鋼とステンレス鋼、どちらの包丁においても両方の鋼材の長所を活かし、最高の技術により、お客様に長くご愛用いただける包丁をご提供しています。
つまり、杉本刃物に並ぶ包丁はどれも、厳選した素材と200年以上にわたる技術を結集させた一丁だと言うこと。どの包丁を選ばれても、最高の切れ味と使いやすさを感じていただけると自負しております。
200年という年月が織りなす技術の結晶を、ぜひ一度、お手に取って頂けましたら幸いです。